早稲田大学人間科学部 通信教育課程パンフレット制作中
eスクールチーム広報担当です。
eスクールチームでは、早稲田大学人間科学部通信教育課程(eスクール)の運営業務だけでなく、広報業務も含め幅広い業務委託を受けています。そのなかの一つ、パンフレット制作が始動の時期になりましたので、ご紹介したいと思います。
11月末現在、チームは2021年度入学者向け入試業務対応の真っ最中です。チームメンバーは毎年これで年末を感じるとか、感じないとか・・・。
ちなみに年末といえば次の大河ドラマが気になるところですが、次期大河ドラマ『青天を衝け』(※)は2021年2月14日からですね。作品ごとに全く違う顔を見せ、抜群の演技力で観る者の心を奪う俳優・吉沢亮さんが主演です。その活躍はまさに破竹の勢い。私事ですが大好きな役者さんなので、とても楽しみにしています!
※渋沢栄一を描くこの作品。なお、渋沢栄一と大隈重信のエピソードがこちらに…
https://www.waseda.jp/inst/weekly/feature/2019/10/21/67375/
話が逸れましたが、入試業務が忙しくなっているなか、広報担当は次の2022年度入学向けのパンフレット制作に動き始めています。
パンフレットの役割は「eスクールとは何か」を的確に伝え、学びたいという気持ちを呼び起こすこと、です。海外説明会での使用も視野に入れ5~6月頃の完成を目標に、毎年試行錯誤しています。
表紙は、それがeスクールのイメージとなるといっても過言ではありません。これまで様々なデザインでeスクールを表現してきました。実は、早稲田大学が通信教育課程を設置しているということはあまり知られていないため、近年は“ワセダ”を意識した表紙にしています。また、1・2月と8・9月に私立大学通信教育協会の合同説明会があり、各会場にはパンフレットコーナーが設置されます。そこで手に取ってもらえるように、他大学より目立つようにも意識しています。
さて、肝心の内容についてですが、載せたい内容が盛りだくさんで、毎年かなり情報量が多くなり、これに伴って文字数が増えてしまうことが、目下の悩みでもあります。
ところで、eスクールの学部は人間科学部ですが、皆さん、人間科学と言われて何が学べるか分かりますか?
文系と理系どちらだと思いますか?
「人間科学」とは人間に関わるあらゆる問題を紐解き、私たち人間が環境を含めて、互いに豊かで快適であることを目指すために研究していく学問です。
どうですか?具体的なイメージがうかびましたか?
なかなか難しいのではないかと思います。人間科学は非常に広い分野であり、早稲田では、環境、健康福祉、情報の領域にフォーカスし、3つの学科-人間環境科学科、健康福祉科学科、人間情報科学科を設置しています。そして各学科が更に合わせて14学系に分かれている、文理融合の学問です。
こうしたことを端的にまとめ、eスクールを知らない方に理解していただけるようにする必要があります。分野が多岐に渡るため、各教員の専門分野やその魅力を伝えようとすると、ページがいくらあっても足りません。
また、eスクールは全てオンラインでの学修を行う通信教育課程です。通信教育制の大学のほとんどは、テキスト使用をもとにした学習スタイルであり、全てオンラインで学修する大学は限られています。
そのため、カリキュラムや受講の流れ、サポート体制に関する詳細な説明だけでなく、学修イメージをつかめるように、在学生や卒業生に取材をして経験談を紹介しています。特に1週間の学修スケジュールや1年間の履修の流れなどは在学生をピックアップし、かなり細かく紹介しています。
さらに、学びの内容だけでなく、人間科学部学部長やeスクール教務主任、各学科主任から出願を考えている方の心に届き背中を押してくれるメッセージも載せています。
このとおり、eスクールのパンフレットには沢山の人が登場します。そこで特に注意を払っていることは“人選び”です。ひとつに、単年および経年的に掲載される教員が特定の学科や学系ばかりにならないようにすることです。多くの研究分野を紹介するため、過去に掲載した教員の情報を記録して次年度の掲載を決めています。
また、eスクールで学ぶ方は本当に様々な経歴をお持ちです。多様な背景を持つ「同学の士」と出会えることもeスクールの魅力であることから、経験談を紹介する在学生や卒業生も、特定の職種(入学時の情報)の方ばかりにならないようにしています。
これらにはなかなかの繊細さが求められます。
ちなみに、冒頭にeスクールチームの受託業務が広範囲にわたると書きましたが、パンフレットの内容を検討するときに、この受託業務の広さがちょっとした強みになっています。例えば、事務運営業務の日々の教員サポートや会議参加を通して各教員の研究内容を深く知り、また信頼関係を築くことができるため、執筆依頼などが行いやすいことが挙げられます。
今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、生活様式が大きく変化した年でした。eスクールは、インターネット環境とPCがあれば、いつでもどこでも学修を進めることができ、現在の世の中に合った教育課程であるため、これから制作するパンフレットでも、限られたスペースの中でそれをしっかりと伝えることができればいいなと思っています。
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