通信課程を支える「教育コーチ」の育成・管理をはじめ、業務全般請け負います
本日は大学の通信課程運営について、担当よしだとWeb担当さとうがご説明いたします。
通信教育課程の運営
http://www.w-as.jp/school-management-support
通信教育課程の立ち上げから運用まで全部できます
通信教育課程の運営、とは範囲が広そうですが、どんな業務を行っているんですか?
ざっくりといえば、入試から学務業務、総務、経理、会議対応、学生対応、教員対応等々、通信教育課程運営に関わる業務全般になります。
現在、早稲田大学人間科学部eスクールにおいて、これらの業務に携わっています。今では何校かeラーニング型の通信制大学もありますが、早稲田はその先駆け。そして当社はその開設準備からサポートしているので、ほとんどの業務に対応できます!
早稲田大学人間科学部eスクール
http://www.waseda.jp/e-school/
「うちの大学にも通信課程ほしい」と一声かけていただくだけで、通信課程があなたのものに!(笑)
通信課程まるごとでなくても(笑)お客さまのご都合に合わせてカスタマイズ可能です。業務内容をもう少し具体的に言うと、学生募集(募集告知媒体の選定・実施)、システム構築(LMS構築・改修・維持)、コンテンツ制作(映像撮影処理、資料編集、著作権処理)、授業運営(TA育成、授業サポート、ヘルプデスク)などです。
大学での一般的な業務の中に、eスクールならではの業務もあるようですね。
eラーニング型の通信教育課程独自の業務としてご説明したいものに、「メンターの育成管理」があります。早稲田大学の場合は「教育コーチ」と呼んでいます。eラーニングでは、孤独になりがちな学習者をサポートする人(メンター)が教員のほかに不可欠で、早稲田大学のeスクールでは教育コーチがその役割を果たしています。eスクールが10年以上にわたってやってこられたのは教育コーチの存在が大きいといわれています。うちはその教育コーチを育成し、管理する業務の実績がありますので、このノウハウだけをご活用いただくのもいいかもしれません。
eラーニング型の通信課程に欠かせない存在が「教育コーチ」であると。
従来の通信教育課程はいわゆる赤ペン先生型で、履修登録すると冊子のテキスト教材が郵送され、それを自分で読んで理解し、課題に対するレポートを書いて郵送して採点してもらい、単位を修得していきます。そして、124単位のうち30単位以上は教室などでの面接授業(普通の教室授業です)で修得しなければなりません。だから夏休みなどを使って短期間大学に通うわけです。
スクーリングも楽しそうですけど、時間に余裕がないと難しいんですよね。
早稲田大学の通信教育課程はほとんどの科目をeラーニングで実施しています。ゼミのスクーリングがある場合もありますが、eラーニング(メディア授業)は面接授業の代わりになるので基本的にスクーリングなしで卒業可能。ですが、たった一人で勉強を続けるのは相当大変なこと。そこで、教育コーチのサポートが大きな意味を持つんです。
修士の学位を持った教育コーチが、
多様なプロフェッショナル社会人学生を徹底サポート
教育コーチには、どんな人がなるんですか?
教育コーチは教員と一緒にティームティーチングを行っていて、修士の学位を持つ人です。
もともとは教員の研究室の博士課程の学生がおもに教育コーチをやっていましたが、さすがに10年経つとそればかりではなく、会社員や主婦、他大学で教員をやっている方や、中には歯医者さんやお坊さんもいます。みなさん修士を持っています。教員の推薦だったり、場合によっては公募もします。
修士を持ってるお坊さん! 教育コーチはどんなサポートを行うんでしょう?
サポートの内容ですが、各科目にあるBBS(掲示板)の対応が主です。学生は講義動画を見て、わからないことがあるとBBSに書き込みます。これに対して教育コーチがBBS上で回答するわけです。ですので、教員に匹敵する専門知識が必要です。あとは学生からメールで相談があるとそれに対応しますし、そのほかにも授業前のコンテンツのチェックも行います。卒業研究担当の教育コーチは卒論指導も行っていて、ほとんど教員並なんですよ。
先生並の知識が必要とはすごい。修士を必ず持っているとは学生さんも安心ですね。
もちろんこれは早稲田大学の教育コーチの場合であって、ほかの大学ではそこまで学術的なサポートは行わないなどあるかもしれません。そのあたりはその大学の考え方に沿ってカスタマイズいたします。
掲示板の対応が主ということですが、対面でのやりとりよりも難しい面があると思います。学術的知識とは別の能力も求められると思いますが、そのへんの研修なども事前に行われるんでしょうか。
研修としては初めて教育コーチになる際に、BBSでのやり取りを先輩コーチにレクチャーしてもらったり、学生からこんな質問が来たらどうするというケーススタディを行います。
また、半年に1回、集合研修を行っています。教育工学の先生に説明力向上についてお話いただいたり、eスクールの卒業生を講師に招いて、eスクール生の特徴を話してもらったり。
eスクール生の特徴とは?
通学制の学生が18〜22歳であるのに対し、30〜50代がメインであることなどです。この年代なのでほとんどの学生が仕事をしていて、みなさんプロフェッショナル。例えば看護士さんが学生に少なからずいます。医療系の講義では、現場で働いている看護士さんが学生にいるので、うかつな回答はできません。
なるほど、それはお互い真剣勝負ですね。
若い学生の学び方とはまた少し異なり、いろんなバックグラウンドやキャリアを持った学生の学びは大学全体にもいい影響をもたらすのかもしれません。
幅広いタイプの学生さんが集まることは、通信課程のメリットのひとつでもあります。eラーニング導入を検討している大学には、早稲田大学で培った運営ノウハウをとことんアドバイスできると思います。お気軽にご相談ください。
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