オンラインで学べる! 大学業務 “だけ” を題材にした英文Eメールの書き方講座
語学教材は世の中にたくさんありますが、弊社の大学職員向け講座はちょっと違う!
担当Seiko にWeb担当さとうが内容について聞いてみました。
大学職員向け英文E-mailオンライン講座
https://www.w-as.jp/program/college-english/
「教室配当」って英語でなんて言えばいいの!? 職員の方に徹底的にヒアリングを行い教材化
ビジネス英文のEメールライティング講座というのはたくさん存在しますが、この「大学職員向け英文E-mailオンライン講座」はちょっとニッチな分野を対象としたサービスだそうですね。
巷の英文Eメールライティング講座と違うのは、テーマが大学職員が日常的に行う内容に限定されているという点です。つまり、一般的な講座にありがちな見積書の送付とか、欠陥商品に対するクレイムとか、その手の内容はまったくありません。
たしかに、たまたま手元にある「ビジネス英文メール」の本を見ると「商品の売り込みをする」とか「交渉において妥協点を提示する」とか、世界を股に掛けるやり手ビジネスパーソン向けな感じです(なぜ私がこの本を持っているんだろう……)。
大学職員に必要な内容というのは、どんなことですか?
具体的に言うと、「台風のため教授会が延期となりました。次回の開催は○月○日○時から、○会議室です」という基本的なことから、「特別招聘教員によるセミナーを実施します。当日は警察による警備が行われ、キャンパスへの入構が制限されます。セミナーに参加する場合は事前に申込を行い、当日はIDを持参してください」などの込み入った内容まで、現実に起こりうるさまざまなシチュエーションを想定して教材化しています。
それは込み入ってますね! こういう、大学職員に必要な内容というのはどうやってピックアップしたんですか?
早稲田大学職員、特に英語のメールをたくさん書くポジションや部門の方へのヒアリングですね。日常的にどんな英文メールを書いているのか、その中で困っていることや、どんなヘルプがあったらうれしいのか、なども聞きました。
どんなヒアリング結果が得られたんですか?
最近は外国籍の教員も増えているので、出張経費の処理方法など様々な手続について英文メールで答えることも多くなっているそうです。
なるほど。
留学生やその保護者からの質問は、ちょっと返答に困る内容もあるそうで、例えば「学費が払えなかったらどうしたらよいですか」とか、「なぜうちの息子の経済学の成績がCなのでしょうか」とか。
お~。それは語学力以上の能力が試されますね(笑い)。ところで講師はどんな人なんですか?
講師は早稲田大学の国際教養学部やグローバルエデュケーションセンターの正規科目を指導している、弊社の専任講師です。日本人もいますが、ほとんどがネイティブですね。いつもはアカデミック・ライティングなども教えている講師で、この講座を受け持つにあたって、講師たちも日本の大学で使われている独特な単語と、英語での適切な説明のしかたを勉強しています。
独特な単語とは?
そうですね、「1次登録」とか、「教室配当」とか。
なるほど、業界用語みたいなものですね!
受講者のレベルに合わせたフィードバックで着実に実力がつきます
この講座はオンライン講座ですが、どのように学習を進めるんですか?
レッスンビデオを視聴→課題(初稿)を学習管理システムで提出→添削→再度課題(最終稿)を提出→添削。これが1セットで、計5セット行います。レッスンビデオは、各回15~25分と結構説明が長いのですが、ご自身のペースで視聴していただけばいいですよ。講師からの個別のフィードバックで、自分が書いたメール文の良いところや、注意しなければならないところをダイレクトに知ることができます。
1週間の学習時間は、どのくらいですか?
人にもよりますが、3時間くらいですね。受講者のみなさんは空き時間を活用してレッスンビデオを視聴し、課題のメール作成については、しっかり時間を作って取り組んでいるようです。
本講座はTOEIC500点以上を対象としていますが、各レッスンのトピックにはシチュエーションが3種類用意されており、1つを選んで課題を提出します。3つのシチュエーションは最初に言った例のように、比較的簡単なものからひねりがあるものまで設定されているので、ご自身の英語レベルに合わせて選んでください。講師もレベルに合わせたフィードバックを行います。
では自分の業務で起こりそうなシチュエーションを選べばいいんですね。レベルに合わせたフィードバックとは?
TOEIC500点レベルの方は文章の構成などに問題がある場合が多いです。逆にTOEIC900点の方は文章構成は問題なくても「この単語」(しかもたったひとつ!)を使ってしまったばっかりに全体のメールが稚拙に見えるとか、丁寧でない(失礼にあたる)印象を与えてしまうこともあるので、そこをフィードバックします。
500点レベルの人は単語のチョイスがいまひとつでも、まあそっとしておいて、大枠を見るということでしょうか。
その通りです。単語のチョイスよりも大枠で意味が適切に伝わっているかの方が重要ですね。
ずばり、全課題を終了したらどのくらいの上達が見込めるんでしょう?
受講終了後のアンケートでは、英文メールを書くことに自信を持てるようになった、という声をいただきます! 英文メールを書いていると、文法がこれであっているのか、この文は失礼じゃないのか、など不安になることがあります。一度このような講座を受講すると日常的に使える定型文を大量に目にしたり、自分の癖がわかったりするので、クリニック的に活用してもらえるとうれしいです。
ところでこのサービスは大学の職員研修として採用いただくことが想定されていると思いますが、個人で申し込むこともできるんでしょうか?
個人での申込も大歓迎です。詳細、お申込み方法についてはこちら(https://www.w-as.jp/program/college-english/)をご覧ください。
一人でも多くの方がこの講座を受講して、自分の書く英文メールに自信をつけてほしいですね。