導入事例case

お知らせ

異文化コミュニケーションワークショップ ~フォスター電機株式会社様~

2024/03/12

2023年12月13日(水)、フォスター電機株式会社様で、2023年の新入社員の方を対象に異文化コミュニケーションのワークショップを開催しました。

 

〇今回のお客様

フォスター電機株式会社様は「音のスペシャリスト」として音の入り口から出口まで、お客様のご要望にお応えし、さまざまな製品をお届けする事業をグローバルに展開する音響機器メーカーであり、顧客の6割が海外企業です。生産拠点は世界各国に広がっており、ベトナム、中国、欧米などの海外事業所への赴任の機会もあります。海外からの留学生、日本人海外大生等の採用も積極的に行っております。

新入社員の皆様は既にベトナムでのワークショップに参加され、日常業務においても文化背景の異なる人とのコミュニケーションの機会が頻繁にあります。そこで今後、海外とより円滑なコミュニケーションを図るため当社にお声がけいただきました。

 

〇サービス紹介

体感して学ぶ異文化コミュニケーションワークショップ

異文化コミュニケーションワークショップは、ダイバーシティが普及する社内外で円滑なコミュニケーションを築きたい企業の方、これから海外へ留学する日本人学生、日本に来た外国人留学生などを対象にしています。異文化理解を深め、文化背景の異なる人との効果的なコミュニケーションスキルを身に着けるワークショップです。

〇なぜ異文化を体験する必要があるのか

企業のグローバル化が進む中、異なるバックグラウンドの社員や取引先と協働が求められる中、意思疎通が滞ることはないでしょうか。そんな意思疎通が積み重なると業務の停滞やビジネスチャンスを逃すきっかけにもなり得ます。
本研修は、実践的なワークショップ形式の研修で、異文化を疑似体験できるワークを取り入れ、知識だけではなく、体感できるような工夫をしています。本研修を通じて異文化を理解することで円滑なコミュニケーションの醸成を目指します。

〇本研修の特長

参加者の方が具体的にどのような課題を感じられているかを把握するため、ワークショップの設計段階で、
「どのような場面で、異なる文化背景や価値観をもつ人とやり取りする機会があるか」、
「意図していたことがうまく伝わらなかった経験や、誤解を生んでしまった経験」
について事前アンケートを行いました。

人事部様へのヒアリングや事前アンケート結果を基に、お互いに第二言語でコミュニケーションをとり、異文化理解を深めるためのワークショップを企画しました。

〇言葉のみでは相手にも伝わりにくいこともある

当日は2.5時間かけて、言葉だけの指示でイラストを描くワークや、異なる文化を経験するシミュレーションゲーム、日本人が海外で誤解を招きがちな行動や、直訳しても通じない表現、どのようにしたら伝わりやすくなるかなどのテーマにワークを通じて取り組みました。

ジェスチャーを使わずに口答のみで説明して相手に理解してもらうワークでは、自分では十分伝えているつもりでも、伝えた意図どおりには相手に伝わらないもどかしさを感じる参加者もいたようです。どのような表現をしたら、伝えなければいけないメッセージに近づけるか、試行錯誤をすることが求められます。それをお互いに第二言語で行う場合には更に難しくなり、妥協せずに根気強く伝えることが必要です。また、ワークを通じて、「同じものをみても角度を変えると見える世界が違ってくるので、解決法が見つからない場合は角度を変えてみることが必要だと思った」というコメントも寄せられました。
うまく伝わらない時には、自分の見方から一度離れ、相手がどのように物事をとらえているのか、別の視点にたって理解する重要性を実感されていたようです。

「英語ができれば海外との取引に問題ない」と思われることは多いですが、例えば会議におけるルールは国によって異なり、それは明文化されていません。どのように会議に参加するか、発言のタイミング、頻度、沈黙の意味合いなどを知ることで、自信をもって交渉の場に臨めるようになります。研修では会議のように身近なテーマを取り上げ、違う文化の人と共に問題解決し、目的を達成することができる能力の向上を目指します。

 

 

ワークショップ後のアンケート結果抜粋

•将来的には海外拠点の方や実習生とかかわる際に、相手の文化を理解しつつ、自分の伝えたいことをしっかり伝えられるようになりたいと感じました。
•海外出張時に話に入り込めなかったり、うまく伝わらなかったりするのは、言語だけでなく文化の違いだと認識しました。今後は海外の人とのコミュニケーションにおいて曖昧な表現を避け、直接的な表現で物事を伝えることと相手の文化を理解することを目標にします。
•同じことを伝えようとしても文化の違いにより全く異なる言葉になり、勘違いすることがありました。相手の文化や個々の事情を理解することが重要だと感じました。

 

 

 

【次のようなお困りがある大学・企業や学生の方におすすめ】

・語学力には問題ないのに、留学先・赴任先にうまく適応できない学生・社員がいる。渡航前に何かできることはないか。
・文化背景の異なる人と接する際、何に気を付けたらよいかわからない。
・日本人と外国籍の社員・教職員・学生間との意思疎通がうまくいかない。
・多国籍のメンバーが集まる会議で日本人が黙っているうちに、意思決定がされてしまう。どうしたらうまく議論が進められるか知りたい。
・カルチャーショックを体感してみたい。

海外人材とのコミュニケーションにおいて、自分の言動が理解されない戸惑いや、発言できないフラストレーション、暗黙の了解が通用しないフラストレーションを経験することがあるかもしれません。

言語スキルだけでなく、異なる文化背景の人々と効果的なコミュニケーションをとるスキルを磨くため、当ワークショップでは知識だけでなく感情的な理解も促進しています。

グローバル企業だけでなく、留学準備中の大学生向けや、学内の留学生や外国籍の教員と接する機会のある大学職員を対象としたワークショップも実施しています。

ダイバーシティがますます重要視される中で、異なる文化背景の人々と円滑なコミュニケーションを築きたいとお考えの企業や大学の方々は、お気軽にお問い合わせください。

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