早稲田大学 文学学術院様「研究発表のための英語ディスカッション・プレゼン入門講座」開催報告
本講座は、英語での研究発表の経験が少ない大学院生を対象とし、自分の研究を英語で説明・議論ができるようになるための講座です。
学生の研究活動に支障をきたさないよう、講義(100分)と実践レッスン(100分)を組み合わせた短時間の講座として実施しました。
参加学生から「専門が異なる人たちに向けて英語でわかりやすくまとめるのは難しかったが、良い刺激になった」などと評価していただきました。
本講座は、早稲田大学総合人文科学研究センター様より、近年、文学や日本文化を含むあらゆる分野の研究活動に英語での口頭発表が必須となっている状況や、英語でのプレゼンテーションに抵抗のある学生へのサポートを模索されているというお話を伺ったことをきっかけに始まりました。
講座内容の決定にあたっては、総合人文科学研究センターの先生方や事務所の方と、複数回にわたるヒアリングを行いました。
・対象となる学生の研究領域やレベル
・「学術的なプレゼンテーションの基礎を学んでほしい」
・「研究発表の場での質疑応答をスムーズにできるようになってほしい」
などリクエストをお伺いし、これらのニーズに合った講座内容をご提案しました。
その後は運営スケジュールなどの確認を含め、メールでのやりとりを経て当日を迎えました。
◆講座目的
国際的な研究会やワークショップ、ポスターセッションにおいて、自身の研究を英語で説明し、議論ができるようになることを目的としています。講義と実践練習の組み合わせで構成されており、受講者が講義で学んだスキルを自分の研究内容に応用し、実際に使えるようになることを目指しました。
【講座内容】
(1)講義:100分×1回
・学術的なプレゼンテーションの構造
・わかりやすいスライドのデザイン
Part 2:ディスカッション
・研究発表サンプルの分析
・自身の研究に関する説明の作成
・お互いの研究について議論するスキル
(2)課題:
・自身の研究について、プレゼンテーション用スライド作成
※実践レッスンの前に作成したスライドを専用学習サイトに提出いただき、講師からの個別フィードバックを受けました。
(3)実践レッスン:100分×1回
・自身の研究について、スライドを使用したプレゼンテーション(5分程度)と質疑応答の練習
Part 2:ディスカッション
・お互いの研究内容についてディスカッションの練習
講座の特徴
・レッスンは全て英語
・自身の研究内容について、発表用スライドやプレゼンテーションに講師からの個別フィードバックを受けられる
・英語での研究発表・質疑応答を模擬体験できる
受講してくださった皆様、ありがとうございました。
今回は100分×2回の対面授業に課題添削を加えた形式での実施でしたが、スケジュール、回数のアレンジやオンラインでの実施も可能です。
お問い合わせは語学教育部までお気軽にご連絡ください。
Mail:led-epad@w-as.jp